11/22(金)より1週間限定上映『新居浜ひかり物語 青いライオン』

RSK創立70周年記念映画

パリも認めた若手アニマル画家「石村壽成」自伝的映画誕生

厳格な自閉症療育を受け、才能を伸ばした少年と母の愛の姿を描いた感動作

『新居浜ひかり物語 青いライオン』がアースシネマズ姫路にて1週間の期間限定上映が決定いたしました!

 

上映期間

2024年11月22日(金)~2024年11月28日(木)

1週間限定上映

 

上映時間

決まり次第ご案内いたします。

 

 

イントロダクション

 

愛媛県新居浜市在住の画家・石村嘉成(いしむらよしなり)さん。この作品は、2歳で自閉症と診断された嘉成さんが、家族や周囲の支援のもと自立に向けた厳しい療育に向き合い、画家として才能を開花させた実話を、ドキュメンタリーとドラマを融合させて描く感動作です。

創立70周年の記念映画として制作を手掛けたのは、岡山県岡山市に本社を置くRSK山陽放送。2019年、岡山県内で個展を開いた嘉成さん(当時25歳)を初取材し、発達障害というハンデや、幼くして母親を亡くした悲しみを乗り越え、画家として生き生きと活躍する彼の姿に感銘を受けたのがきっかけでした。継続取材をスタートさせたRSKは、2021年11月に、1時間のドキュメンタリー番組「RSK地域スペシャル・メッセージ 天国の母と描いた動物たち~自閉症の画家・石村嘉成の挑戦~」を放送(ギャラクシー賞奨励賞受賞)。同年12月~翌1月にかけて個展を開催するなど、嘉成さんと彼をそばで支える父親・和徳さん父子と信頼関係を育んできました。

同社初となる映画制作で監督を務めるのは、継続取材の担当ディレクターで、「RSK地域スペシャル・メッセージ」のチーフも担当していた三好聡浩。若手報道部員・平松咲季とともに、ドラマとドキュメンタリーが融合したリアルな感動作を完成させました。撮影は、同社の生活情報番組「VOICE21」や「RSK地域スペシャル・メッセージ」のカメラマンとして活躍してきた花坂匡浩。自然豊かな新居浜市の風景、嘉成さんが幼いころから大好きだった動物園、実際の展示会の模様や嘉成さんの創作風景など、ドラマとドキュメンタリーを違和感なくつなぐ、詩的かつ臨場感ある映像が印象的です。

嘉成さんが11歳のときにガンで亡くなった母・有希子さんを演じるのは、実生活でも2人の子どもの子育て中というRSKアナウンサー・小林章子。演技初体験とは思えないナチュラルな演技で、“優しくも厳しい”母親役を好演しています。父親・和徳さん役には、物腰の柔らかさがイメージにぴったりだと、オーディションで選ばれた岡山県出身の俳優・藤原康典。同じく、オーディションで選ばれた2人の子役、中本真維(幼児期)と高原幸之介(学童期)が、発達障害の子どもたちや施設の先生との交流を通して演技を磨き、ドラマ部分の嘉成さん=ヨシくん役をリアリティたっぷりに演じています。

また、劇中で嘉成さんと家族にとって“運命の出会い”ともいえるキーパーソン、愛媛県にあるトモニ療育センターの河島淳子氏、を演じるのは檀ふみ。難しい状況にも関わらず、嘉(よし)くんを生徒として受け入れる、王子小学校の校長役に竹下景子。2人の大女優の名演技が、ドラマに一層の深みと説得力を与えています。

本作では、単に“自閉症を扱ったドラマ”ではなく、「将来自立した人生を送れるように」と、母・有希子さんが嘉成さんの幼少期から献身的に取り組んできた「療育」(※)そのものに焦点が当てられています。画家として成功をおさめた現在の嘉成さんの礎となったのは、「“知識ある愛”をもった教育」、つまり「自閉症の子の脳には傷ついている部分もあるけれど健全な箇所もある。その健全な箇所を最大限フルに発達させること。それで全体を補いながら脳の機能の弱い部分の発達も促せば、教育はできる」という理念の「療育」でした。その成果が、嘉成さんの描く、躍動感に満ちた色とりどりの生きものたちの絵に結実しているのは、言うまでもありません。

タイトルにもなっている『青いライオン』は、本作のために嘉成さんが描き下ろしたもの。「青が好き」という嘉成さん。一見、実際の色とはかけ離れた“青い”ライオンに込められた嘉成さんの思いとは?―

偶然にも青は、毎年4月2日に世界中で展開される世界自閉症啓発デーのシンボルカラーでもあります。まるで何かを語りかけてくるような、力強く優しい『青いライオン』の瞳は、自閉症の子を持つ親や関係者だけでなく、子育てに悩める多くの人たちに、明るい希望の光とヒントをもたらしてくれることでしょう。

※障がいを持つ子どもが社会的に自立して生活できるよう、それぞれの状態に応じた支援をおこないながら発達を促すこと

 

公式サイト https://www.rsk.co.jp/cinema

 

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